静脈瘤を目立たなくしたい
下肢静脈瘤とは血液の逆流を防ぐ静脈の弁が正しく閉じなくなり、血液の逆流やうっ滞が起こって、静脈が瘤(こぶ)のように膨らみ変形する病気です。重症なものでは一目でそれとわかるほどボコボコと膨れてしまい、皮膚が硬くなったり変色してしまうものから、軽いものでは狭い範囲に毛細血管が浮き立ったように見えるだけのものもありますが、全てを含めて静脈瘤と呼びます。
血液循環が悪くなっているので、心臓に向かって戻ってゆかなければならない血液がうまく流れなくなって、その場に溜まってしまい、足のむくみや痛み、色素沈着(しきそちんちゃく)や皮膚の潰瘍などの症状が出てきます。
典型的な症状としては、むくみ、だるさ、鈍痛、熱い感じ、かゆみ、皮膚の湿疹、よく脚がつる、脚が疲れる、などがあります。
レーザー療法
レーザー・光治療とは、細いレーザーファイバーを血管の内腔に挿入して静脈瘤を閉塞させたり、多様な波長の光を静脈瘤のある部分に照射することで、肌を傷めずに異常血管のみを消失させる方法です。
現在、一般の施設で行われている異常血管を抜去するストリッピング手術や硬化剤を注入する硬化療法と比べ、短時間での治療が可能であり、患者様の体の負担も少なく、治療による跡が目立たないなど、多くの利点を有しています。
▲TOP